目次
問題1.江戸幕府の八代将軍徳川吉宗が江戸城まで湯を運ばせた温泉は,、次のうちどこの温泉でしょうか?
ア)静岡県・熱海(あたみ)温泉
イ)兵庫県・有馬(ありま)温泉
ウ)宮城県・秋保(あきう)温泉
エ)群馬県・草津(くさつ)温泉
正解はエ)群馬県・草津温泉です。
解説:「草津温泉」の湯畑源泉の中に四角に組まれた木枠が沈められており、徳川吉宗が湯を汲み上げた際のものといわれていて「御汲上の湯」と呼ばれています。参考までに「草津温泉」以外の選択肢がお気に入りの武将は「熱海温泉」が徳川家康、「有馬温泉」は豊臣秀吉、「秋保温泉」は伊達政宗です。
問題2.順徳天皇(じゅんとくてんのう)により選出されたといわれている「日本三御湯(みゆ)」に入っていない温泉は、次のうちどこでしょうか?
ア)山形県鶴岡市(つるおかし)・湯田川(ゆたがわ)温泉
イ)宮城県仙台市・秋保(あきう)温泉
ウ)長野県上田市・別所(べっしょ)温泉
エ)長野県野沢温泉村(のざわおんせんむら)・野沢温泉
正解はア)山形県鶴岡市・湯田川温泉です。
解説:「日本三御湯」とは皇室の御料(ごりょう)温泉として位置づけられ、「御湯」の称号を賜った三つの温泉をさします。「秋保温泉」は【名取の御湯】、「別所温泉」は【信濃の御湯】、「野沢温泉」は【犬養の御湯】の三つの温泉が「日本三御湯」と称せられています。
問題3.日本書紀、風土記などに登場する日本で古くからの歴史ある温泉「日本三古湯(さんことう)」に選ばれていない温泉は、次のうちどこでしょうか?
ア)愛媛県・道後(どうご)温泉
イ)福島県・いわき湯本温泉
ウ)兵庫県・有馬(ありま)温泉
エ)和歌山県・白浜(しらはま)温泉
正解はイ)福島県・いわき湯本温泉です。
解説:福島県いわき市にある「いわき湯本温泉」は、延喜式神名帳(えんぎしきじんみょうちょう)に基づく三古湯に入っています。ちなみに”延喜式神名帳”とは、延長5(927)年にまとめられた『延喜式』のことで、当時「官社」に指定されていた全国神
社一覧のことです。
問題4.「温泉まんじゅう」の発祥地は次のうちどこでしょうか?
ア)北海道・層雲峡(そううんきょう)温泉
イ)山形県・蔵王(ざおう)温泉
ウ)群馬県・伊香保(いかほ)温泉
エ)大分県・別府温泉
正解はウ)群馬県・伊香保温泉です。
解説:「温泉まんじゅう」の発祥は、1910(明治43)年東京の風月堂で修行をしていた半田勝三が地元の古老から「伊香保に新しい名物を作ってほしい」との依頼を受けたことから考案しました。伊香保温泉は、手ぬぐいが茶色に染まるほど鉄分が多かったため、温泉の茶色の湯花をイメージして黒砂糖を使って茶色のまんじゅうを作り出したそうです。
問題5.一つの温泉地で九つもの泉質が楽しめることから「温泉のデパート」と呼ばれている北海道の温泉は、次のうちどこでしょうか?
ア)登別(のぼりべつ)温泉
イ)洞爺湖(とうやこ)温泉
ウ)支笏湖(しこつこ)温泉
エ)十勝岳(とかちだけ)温泉
正解はア)登別温泉です。
解説:北海道登別市にある「登別温泉」の自然湧出量は1日1万t、9種類の泉質【硫黄泉・食塩泉・含(がん)アルミニウム泉・硫酸塩泉(りゅうさんえんせん)・緑礬泉(りょくばんせん)・含鉄泉(がんてつせん)・酸性鉄泉・重曹泉・ラジウム泉】毎分3.000ℓ湧き出していることから、「温泉のデパート」といわれています。
問題6.開湯1700年の歴史を誇る静岡県にある温泉は、次のうちどれでしょうか?
ア)伊東(いとう)温泉
イ)梅ヶ島(うめがしま)温泉
ウ)下田(しもだ)温泉
エ)堂ヶ島(どうがしま)温泉
正解イ)梅ヶ島温泉です。
解説:「梅ヶ島温泉」は山梨県堺に近い静岡県静岡市北部にあります。標高1000mほどの安倍川の上流域にある温泉で、”仙人が発見した”という伝説があります。さらに「武田信玄のかくし湯」または「美肌づくりの湯」で知られています。
問題7.”座敷わらしと出会った人はその後幸運が訪れる”という伝承があり、「座敷わらしの里」として有名な温泉は次のうちどれでしょうか?
ア)秋田県・東兵衛(とうべ)温泉
イ)群馬県・猿ヶ京(さるがきょう)温泉
ウ)岩手県・金田一(きんだいち)温泉
エ)大分県・由布院(ゆふいん)温泉
正解はウ)岩手県・金田一温泉です。
解説:選択肢は全て「座敷わらし」に出会えるといわれている宿があります。その中でも岩手県二戸(にのへ)市・金田一温泉にある「緑風荘」の“槐(えんじゅ)の間”は、目撃例が多いそうです。
問題8.1981(昭和56)年に放送されたテレビドラマ「夢千代日記」の舞台になり、一躍有名になった兵庫県にある温泉は、次のうちどこでしょうか?
ア)有馬(ありま)温泉
イ)城崎(きのさき)温泉
ウ)赤穂(あこう)温泉
エ)湯村(ゆむら)温泉
正解はエ)湯村(ゆむら)温泉です。
解説:「湯村温泉」は兵庫県と鳥取県の県境近くにある温泉で、約1200年前に慈覚大師によって開湯されたといわれています。源泉の荒湯は98℃という高温な上、毎分470ℓもの豊富な湯量があるところです。
問題9.奈良県十津川村(とつかわむら)にある十津川(とつかわ)温泉郷は、三つの温泉から成っています。では、その三つの温泉に入っていないものは次のうちどれでしょうか?
ア)十津川(とつかわ)温泉
イ)湯泉地(とうせんじ)温泉
ウ)上湯(かみゆ)温泉
エ)洞川(どろがわ)温泉
正解はエ)洞川温泉です。
解説:「洞川温泉」は奈良県天川(てんかわ)村にある温泉で、古くから日本百名山の一つの大峯山(おおみねさん)にお参りする修験者たちの疲労回復に利用されてきた温泉です。また十津川温泉は、2004(平成16)年6月に全国に先駆けて「源泉かけ流し」宣言を行った温泉です。
問題10.1800年前に発見された日本最古の温泉で、世界遺産に登録された温泉は次のうちどれでしょうか?
ア)和歌山県・湯の峰(ゆのみね)温泉
イ)山梨県・河口湖(かわぐちこ)温泉
ウ)青森県・黄金崎不老ふ死(こがねざきふろうふし)温泉
エ)島根県・温泉津(ゆのつ)温泉
正解はア)和歌山県・湯の峰温泉です。
解説:「湯の峰温泉」は、和歌山県田辺(たなべ)市本宮(ほんぐう)町地区にあり、2004(平成16)年「紀伊山地の霊場と参詣道」の世界文化遺産登録地域内に湧き出る温泉です。源泉の「湯筒(ゆづつ)」は92℃あり、卵や野菜を茹でることができます。また「湯筒」の少し上流にある「つぼ湯」は、日に七回も湯の色が変化するといわれている天然温泉の岩風呂であり、カップルで入ると子宝に恵まれるそうです。
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