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海外旅行実務・航空運賃攻略法【総合旅行業務取扱管理者試験】
この記事では総合旅行業務取扱管理者試験、海外旅行実務科目の中でも特に重要な航空運賃の計算問題を攻略します!
試験では膨大な量の資料・運賃規則表が与えられますが実はそれほど恐れることはありません。
注目すべきポイントは限られています。
まずは資料を読めるようになりましょう!
航空運賃の種類【総合旅行業務取扱管理者試験】
航空運賃には大きく2つの種類があります。
普通運賃
1つ目は普通運賃です。
これは12歳以上の旅客に適用され、特に厳しい制限のない運賃で
イメージ的には定価の運賃にあたるもので、変更などが比較的自由
特別運賃
2つ目は特別運賃です。
普通運賃以外の運賃のことをいいます。
普通運賃に比べると安く購入できることが多いですが、様々な適用
適用条件の具体例としては、有効期間や予約・発券の期限などがあります。
最近の試験では特別運賃から出題が多いです。
したがって特別運賃の問題を解けるようになっていれば自然と合格
一見とっつきにくい航空運賃ですが、選択肢の判断に必要なポイントは限定されています。
航空運賃計算における小児と幼児【総合旅行業務取扱管理者試験】
小児
航空運賃計算上の小児とは、2歳以上12歳未満の子どものことをいいます。
具体的には2歳から11歳の子どもということになります。
大人運賃の75%が小児運賃となります。
幼児
航空運賃計算上の幼児とは、2歳未満の子どもです。
2歳未満の子どもについては、その子どもが座席1つを利用するか
つまり、子ども自身が自分で座席に座れるかどうかが重要になるとい
自分で座席に座れる場合(座席を利用する場合)は小児と同じく大
自分で座席に座れない場合(座席を利用しない場合。具体的には親
航空運賃 資料・運賃規則表の読み方【総合旅行業務取扱管理者試験】
航空運賃の問題を攻略するためには、運賃規則表の読み方を理解する必要があります。
運賃規則表とは航空運賃の適用ルールがかかれた資料のことです。
海外旅行実務科目の試験時に、問題用紙・マークシートと一緒に配布されます。
この運賃規則表が読めるようになれば、あとは問題や選択肢と照らし合わ
航空運賃の計算という出題ですが、実際に計算する場面はそれほど多くありません。
むしろこの運賃規則表という資料をきちんと読めるかどうかが試される試験と言えるでしょう。
少し特殊な用語やルールを事前に頭に入れておけば全く難しいことはあり
暗記量で言えば旅行業法や旅行業約款に比べてとても少ないです
ぜひ万全の準備をしておきましょう!
適用期間(シーズナリティ)
適用期間(シーズナリティ)の項目には運賃が適用される期間や平日・土日料金の別(ウィークデイ
「そんなのただ読めばわかるだろう」とお思いかもしれませんが、問
ここで判断を誤ってしまうと、そのあとの処理や計算がきちんとで
見間違えたり、自分で勝手に判断しないように慎重にいきましょう
まず気をつけたい点として平日・土日の区別が通常とずれている
たとえば土日(ウィークエンド)運賃に月曜日が含まれたりします。
反対に平日(ウィークデイ)運賃に日曜日が含まれることもあります。
またどの時点を基準として平日・土日の区別をするかも重要です。
基本的には運賃規則表に明記されていますが、最初の国際線搭乗日を基準
予約・発券
予約は最初の搭乗日の何日前までと限定されていることが多い
たとえば7日前までとされている場合には、5日前や3日前に予約
航空運賃問題は出題で設定された旅程の最安の選択肢・もしくは適切
設問条件から選択肢を切っていく時に特に重要になるのがこの予約
発券についてもいつまでに発券しなさいという期限があります。
基本的な考え方は予約と同じです。
しかし制限が緩いことが多く、予約に比べるとその重要度は低めで
必要旅行日数
必要旅行日数とは旅行開始日から最低限の日数を経過しないと帰国
たとえば5日発・開始の場合は
東京発アメリカ行の飛行機に9月10日に搭乗した場合
東京に帰国するための飛行機には9月15日にならないと乗ることがで
予約変更・経路変更
予約変更は予約そのものを変更することです。
経路変更は経路を変更することです。
これらは特に後半の出題で、正誤を分けるポイントとなること
そもそも変更が可能なのか、可能だとして料金はいくらかかるのか
必ず出題で定められた旅程を検討して判断するようにしましょう
基本的には上位のクラス(運賃)ほど、変更に応じてくれます。
取り消し・払い戻し
予約の取り消し可否や条件。
運賃の払い戻しの可否やその金額などが明記されています。
出題後半や文章問題で重要となります。
丁寧に読み取って選択肢にあてはめていきましょう。