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【国内観光地理】「グルメ」に関する問題に挑戦②【旅行業務取扱管理者試験対策】

目次

問題1.青森県の南東部と岩手県の中部・北部で古くから食べられている郷土料理に「あずきばっと」があります。この料理はあずき汁の中にある物が入っていますが、次のうちどれが入っているでしょうか?

ア)うどん
イ)大福
ウ)餅
エ)南部せんべい

 

 

 

 

正解はア)うどんです。
解説:「あずきばっと」とは、建前や結婚の祝儀等のお祝い事で食べられる郷土料理で、NHK・Eテレ『グレーテルのかまど』で紹介されました。この料理は、甘さ控えめのあずき汁に「はっとう」と呼ばれるきしめんのようなコシのある短めのうどんを煮込んだ郷土料理です。「あずきばっと」は温かいまま食べたり、冷やして食べても美味しいそうです。

 

問題2.お正月や祝い事、運動会のお弁当など人が集まる時には欠かせないやさしい甘さと魚の旨みが感じられる郷土料理「こが焼き」は、次のうちどこの郷土料理でしょうか?

ア)茨城県・古河市(こがし)
イ)福岡県・古賀市(こがし)
ウ)鹿児島県・種子島(たねがしま)
エ)千葉県・香取市(かとりし)

 

 

 

 

正解はウ)鹿児島県・種子島です。
解説:「こが焼き」とは、魚のすり身を練り込んだ生地で作る卵焼きです。「こが焼き」は伊達巻きと似ていますが、魚のすり身・豆腐・卵・砂糖を混ぜて最初から四角に蒸して作ります。参考までに、卵の生産量ランキング第1位は茨城県、第2位は鹿児島県、第3位は千葉県です。
※農林水産省「作物統計」令和元年(2019)データより

 

問題3.花見のお供に食べられている「花見団子」ですが、「花見団子」の発祥地は次のうちどこでしょうか?

ア)東京都・飛鳥山(あすかやま)
イ)京都府・醍醐寺(だいごじ)
ウ)山口県・毛利氏(もうりし)庭園
エ)鹿児島県・霧島神宮(きりしまじんぐう)

 

 

 

 

正解はイ)京都府・醍醐寺です。
解説:三色の色の意味や配列には諸説ありますが、「花見団子」は豊臣秀吉が催した「醍醐の花見」で招待客に振舞われたお茶菓子が最初といわれています。また秀吉が見た目も美しくほのかに甘い「三色団子」を考案させたともいわれています。ちなみに選択肢は全て桜の名所です。

 

問題4.”一度食べたらやみつきになる!?”と噂の「らっきょうバーガー」は、次のうちどこで食べることができるでしょうか?

ア)沖縄県
イ)鹿児島県
ウ)宮崎県
エ)鳥取県

 

 

 

 

正解はエ)鳥取県です。
解説:「らっきょうバーガー」は、鳥取砂丘の近くにある鳥取砂丘会館のカフェコーナーで食べられます。「らっきょうバーガー」は、モチモチしたバンズに豚肉に大葉を挟んだミルフィーユかつ、砂丘らっきょう、フレッシュ野菜、タルタルと甘めのカレーのダブルソースが入っており、ここでしか味わえないご当地バーガーです。参考までに、選択肢は「らっきょう」の年間収穫量ベスト4の都道府県です。年間収穫量1位は鳥取県(2.259t)、2位は鹿児島県(2.114t)、3位は宮崎県(1.409t)、4位は沖縄県(510t)です。※2018(平成30)年 農林水産省の統計データより

 

問題5.田植えなどの農繫期の初夏に農作業の合間に食されていた素朴な郷土菓子「みょうがぼち(茗荷餅)」は、次のうちどこの郷土菓子でしょうか?

ア)高知県
イ)岐阜県
ウ)奈良県
エ)秋田県

 

 

 

 

正解はイ)岐阜県です。
解説:岐阜県美濃地方中西部から西部にかけて初夏の風物詩として作られている「みょうがぼち(茗荷餅)」は、小麦粉で作った生地でそら豆の餡を包み、しょうがの葉で巻いて蒸したお菓子です。ちなみに「みょうがの葉」を使うようになった理由は、田植えの時期にたまたま田んぼのすみに生えていたからといわれています。参考までに岐阜県以外の選択肢は、「みょうが」の年間収穫量ベスト3の都道府県です。年間収穫量1位は高知県(4.885t)、2位は奈良県(138t)、3位は秋田県(120t)です。
※2018(平成30)年 農林水産省の統計データより

ウィキペディア みょうがぼち

問題6.甘い煮豆と小エビを揚げた天ぷらの入ったお好み焼き「豆天玉焼き」の発祥地は、次のうちどこでしょうか?

ア)徳島県
イ)香川県
ウ)愛媛県
エ)高知県

 

 

 

 

正解はア)徳島県です。
解説:「豆天玉焼き」は徳島県徳島市発祥のお好み焼きで、甘い煮豆とソース味のハーモニーは絶品です。徳島県は塩田が盛んな地域だったため甘党の人が多く、日頃とは異なる甘い味を望んだからだそうで、金時豆をちらし寿司の具にも使うそうです。

 

問題7.”飲む点滴”といわている栄養価満点の甘酒を酒麹を一切使わず、さつまいもを原料に造られた無添加・ノンアルコール甘酒「カンコロリン」を販売している都道府県は、次のうちどこでしょうか?

ア)茨城県
イ)千葉県
ウ)長崎県
エ)鹿児島県

 

 

 

正解はウ)長崎県です。
解説:「カンコロ」とは、さつまいもを薄く切って天日で干した”干し芋”のことです。台風の被害を受けず保存が効く甘藷(かんしょ)が特産品である長崎県・五島列島(ごとうれっとう)で販売されています。参考までに長崎県以外の選択肢は、さつまいもの年間収穫量ベスト3の都道府県です。年間収穫量1位は鹿児島県(27万8.300t)、2位は茨城県(17万3.600t)、3位は千葉県(9万9.800t)です。
※2018(平成30)年 農林水産省の統計データより
※甘藷(かんしょ)とはさつまいものこと

 

問題8.給食で大人気メニューの「揚げパン」は、次のうちどこが発祥地でしょうか?

ア)神奈川県横浜市
イ)兵庫県神戸市
ウ)愛知県名古屋市
エ)東京都大田区

 

 

 

 

正解はエ)東京都大田区です。
解説:「揚げパン」とは、コッペパンなどを油で揚げて砂糖やきな粉をまぶして甘い味を付けた菓子パンです。「揚げパン」発祥地は、東京都大田区鵜の木といわれています。1952(昭和27)年当時、大田区立嶺町小学校に勤務していた調理師が学校を欠席した児童に栄養を付けてもらうために、保存がきき給食で残ったパンを美味しく食べてもらおうと油で揚げて砂糖をまぶすことを考案したのが始まりといわれています。

 

問題9.1995(平成7)年「白川郷(しらかわごう)・五箇山(ごかやま)の合掌造り集落」の一つとして登録された「五箇山(ごかやま)」の郷土料理に、「五箇山豆腐」があります。この豆腐の特徴にあてはまらないものは次のうちどれでしょうか?

ア)堅めの豆腐だから煮崩れにしい
イ)とろける程柔らかい
ウ)大豆本来の味が楽しめる
エ)日持ちがよく貴重なタンパク源

 

 

 

 

正解はイ)とろける程柔らかい豆腐です。
解説:富山県南砺(なんと)市にある豪雪地帯の五箇山地区に伝わる「五箇山豆腐」は、水分量の少ない堅いしっかりとした豆腐で、持ち運ぶのに荒縄で縛って運んでいたそうです。また「五箇山豆腐」は交通が不便な山間地でも日持ちがよく、貴重なタンパク源として食されています。

 

問題10.日本の食パン発祥地は次のうちどこでしょうか?

ア)横浜市
イ)神戸市
ウ)長崎市
エ)鹿児島市

 

 

 

 

正解はア)横浜市です。
解説:日本で最初に食パンを焼いたのは1862(文久2)年です。イギリス人のパン職人ロバート・クラークが創業した「ヨコハマベーカリー」は、横浜に住むイギリス人向けに山型食パンを焼き始めたことが、日本の食パン文化の原型になったそうです。

 

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