2020年11月、政府はマイナンバーカードを作成していない約8000万人を対象に、QRコード付きの交付申請書を郵送することを発表しました。発送は各自治体で順次スタートし、2021年3月をめどに全国で発送が完了する予定です。
マイナンバーカードを既に作成した人は3000万人ほどで、その割合は20%ほどにとどまっています。2020年に開始されたマイナポイント事業に参加するためにも必須となるマイナンバーカードですが、マイナポイント事業の参加者も1000万人程度となっており伸び悩んでいます。
2021年秋には民間人をトップに起用する「デジタル庁」が新設される見通しとなっており、マイナンバーカードが利用できる場面は今後ますます増えていく見通しです。2021年3月からはマイナンバーカードを健康保険証として利用することもできるようになる予定です。
この記事では今回郵送されるQRコード付きマイナンバー交付申請書の利用方法や、今後のマイナンバーカードの活用方法などについて考えてみたいと思います。
目次
マイナンバーカードの交付申請方法
申請書類が届いたら
今回の郵送されてくる書類にはQRコードがついてきます。
まずはご自分のスマートフォンでそのQRコードを読み取ってください。
現在のスマートフォンであれば、通常どおりカメラを起動し、そのカメラでQRコードを読み取れば認識できるはずです。
機種によっては通常のカメラがQRコードに対応していない可能性もあるかもしれません。
その場合には、QRコードを読み取ることができるアプリを利用しましょう。
写真について
QRコードを読み取ることができればそのままスマートフォンで手続ができます。
この際、ご自身の写真をアップロードするように案内されると思いますので、ご自身がマイナンバーカードに使用したい写真をスマートフォンで撮影する必要があります。その場で撮影してもいいでしょうし、事前に撮影しておいてもいいでしょう。
マイナンバーカードは身分証明として使える上、その有効期限が長めです。多くの方は10年ほどの有効期限となります。長く利用することになるため写真については多少気をつかう方がいいかもしれません。
もちろん郵送されるQRコードの方法によらなくても、マイナンバーカードを発行する方法はあります。
しかし今回郵送されるQRコードの方法であれば、こちらから書類を郵送する手間が少なかったり、写真代を支払う必要がなかったりとメリットが大きいです。
今までマイナンバーカードの作成を迷っていた方にとっては、マイナンバーカードを作るとてもよい機会だと思います。
今後のマイナンバーカードの利用・活用方法について
マイナンバーカードは現在でも色々な場面で利用できます。
また今後についても利用できる場面が増えていく見通しです。
身分証明書として
まず身分証明書として使える場面が増えてきています。
特に運転免許証をお持ちでない方にとっては写真付き証明書として便利です。
コンビニで住民票などが発行できる
マイナンバーカードがあればコンビニで住民票の発行などの行政サービスを受けることができる自治体が増えています。
マイナポイント事業に参加する
マイナンバーカードがあれば政府のマイナポイント事業に参加できます。
マイナポイント事業とは所定の手続きをすることで、5000円相当のポイントがもらえる政策のことです。
健康保険証として
2021年3月よりマイナンバーカードが健康保険証としても利用できるようになる見込みです。
デジタル庁新設に伴う新たな役割
2021年に新設が予定されているデジタル庁においては、マイナンバーカードが重要な役割を果たすことが期待されています。
このようにマイナンバーカードに対する期待は徐々に高まっています。
今こそマイナンバーカードの作成を検討する絶好の機会です。
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